4nー1の形の素数が無限に存在することの新しい証明

証明の方針

直接法で示す。4n-1の素数の集合をもとにあたらしく4n-1の素数が存在することを示す。

 

証明

 

4n-1の形の素数を並べる。

3、7、11、19、23、31、43、・・・

ここで、3から奇数個の素数を掛けて値をaとするとaは4n-1の形で表されなくてはならない。

実際、4n-1の形の素数を2回掛けると4を法として1になるから。そのうえでそれに4n-1の形の素数をかけると値は4を法として-1になる。

 

そして、a^2ーa+1という式を考える。

a=4n-1を代入すると、

4(4n^2-3n)+3

となり、4(4n^2-3n)+3はaを構成するどの素数でも割り切ることができないのは明白。よって、形の構造上、4(4n^2-3n)+3は新しく4n-1の形の素数を持つ。

 

これは4n-1の形の素数が奇数個の場合にもれなく適用可能。

偶数個の場合は、素数のどれかを2回かければ奇数個にできる。

 

よって、4n-1の形の素数は無限に存在する。

1次方程式には1個の解しかないことの新しい証明

証明の方針

 

背理法を使う。

 

証明

 

ax+b=0

より解は、

x=ーb/a ・・・1

 

ここで解が2個存在したとする。

x=cy ・・・2

x=dy ・・・3

の2個があり、解は違う値で、c>dとする。

 

1の数式に2を代入する。

 

cy=-b/a ・・・4

 

4の数式に3を代入する

 

(cx)/d=ーb/a ・・・5

 

5の数式に2を代入する

 

(c²y)/d=-b/a ・・・6

 

6の数式に3を代入する。

 

(c²x)/d²=-b/a ・・・7

 

ここで、この操作は無限に繰り返すことができる。

5、7、それ以降の奇数番目の数式は、

 

((c/d)^n)x=-b/a 

 

と表記可能。

ここで、c>dより、操作を繰り返しnを大きくすると無限に発散する。

つまり、上記の左辺の係数は無限に発散するが、これは最初のx=-b/aとした解と値が違い、矛盾する。これはx=-b/aとなる解が2個存在すると仮定したことに原因がある。よって1次方程式の解は1個だけである。